大阪、死亡ひき逃げ事件

５日、大阪梅田の路上で会社員の方が、車にはねられ、約３キロ引きずられ死亡した
事件の犯人が逮捕された。

当初、事故車両が発見され、運転していたと思われる容疑者が行方不明になっていた
段階で、頭に浮かんだのは、既に容疑者は自殺を図っているのでは、ということ
やはり罪を償わないと、遺族の怒りの矛先がなくなってしまいます。

しかしながら、今回容疑者が逮捕されたのは、同じ大阪市内のミナミの繁華街
容疑者は、ほとんど隠れる事もなく、ある意味堂々と逃亡生活を送っていたようです

新聞によると、容疑者は「酒をのんでいた、無免許だったので必死で逃げた」「人を
引きずったまま走れば死んでしまう事ぐらい解っていたが、とにかくその場から逃げ
たかった」と、いとも簡単に殺意までも認めている。

マスコミと言うフィルターにかけられた記事なので、容疑者の真意は測りかねますが
記事を読み解く限り、あまりにも自己中心的な発言、行動であり、到底許されるもの
ではありません

被害者や遺族の悲しみなど、全く意に介していないように思えてなりません
何度も書いてきましたが、朝、元気で出て行った愛する家族が、夜には物言わぬ
体で帰ってくる、それは遺族にとってまったく想像もしていなかった、とてつもなく
深い悲しみを背負うという事なのです。

我々葬儀スタッフは、日々この悲しみを背負った遺族と接します、この悲しみから
抜け出すのは、たやすい事ではないことを、見に染みて感じています。

せめて容疑者には、絶対に消えることのない後悔と悲しみを背負いながら、今後の
人生を歩んで欲しいと願います。



愛する人を亡くした人の為の１００の言葉