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家族葬・直接葬から一般葬まで幅広く従事してきた元葬儀社スタッフのつぶやき
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昨日、神戸市ポートアイランドの岸壁で、コンテナ船の係留ロープ
(直径10センチ)が切れて、係留作業をしていたアルバイト作業員
二人を直撃した
一名は頭を強く打って即死、もう一名も全身を打ち、約1時間後に
死亡した

えっ、ロープが当たって死亡するの?と思う方もおられると思いますが
何トンもの荷重が掛かっているロープやワイヤーが切れると凄まじい
パワーとスピードで跳ね返ります

その昔、私が橋梁メーカーにいた頃、稀にですが製品を「浜出し」と言う
方法で出荷する事がありました

この「浜出し」とは橋を架ける現場が海岸沿いや海の上であることなどの
条件が合えば、工場の敷地内で橋げたを完成させ、海上を航行出来る
巨大なクレーン船で吊り上げ出荷(工場の敷地も海岸沿いでした)現地
でもこのクレーン船で架設を行います
sen01b.jpg





この浜出し作業中のこと、たしか橋げたは阪神高速の湾岸線か東京湾
横断道路だったと思います
私は当時品質管理をしており、浜出し作業の補助として計測器械数台で
橋げたを吊り上げる位置までクレーンを誘導する役目をしてました

橋げたの荷重の中心は計算で算出されています、はっきり言ってあまり
信用していませんでした

クレーンの誘導位置と誤差は10cm以内、誘導が終わり橋の上にいる
作業員がワイヤーを架け、少し離れたところまで退避しいざ吊り上げ
その瞬間一本のワイヤーが突然切れとてつもない勢いで暴れました
私はその様子を計測器械越しに見ていたのですが本当に冷やりとしました
たまたま近くに作業員が居なかったのでけが人は無かったのですが
当たれば大怪我どころか身体を切断されそうなスピードでした

その後何事も無く橋げたも無事、まっすぐ持ち上がり出荷することが
出来ました
後で原因を追求すると何箇所かあるワイヤーをかけるフックのなかで
ワイヤーが切れたフックの位置が設計位置よりずれていたことが解り
ました、おそらくその誤差の為、一本のワイヤーに数百トンもの荷重が
掛かったようです

事故はほんの些細な誤差や勘違いから来る物、昨日の事故もそんな
些細な条件で起こってしまったのかも知れません

なくなられた方はどちらも20歳、ある日突然愛する家族を失う悲しみは
計り知れません、残された遺族はこれから長く辛い悲しい日々が続くの
です

亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。


愛する人を亡くした人の為の100の言葉

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葬儀スタッフ
性別:
男性
職業:
葬祭業スタッフ
趣味:
寺院巡り
自己紹介:
葬祭業歴、10年弱、前職は橋梁メーカーで品質管理を担当、昔は地図に残る仕事、現在は心に残る仕事をめざしてます。
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