家族葬・直接葬から一般葬まで幅広く従事してきた元葬儀社スタッフのつぶやき
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ロシア、サハリンから日本などに向けて輸出されるLNG・液化天然ガス生産施設
「サハリン2」の完成式典が、18日午後2時前からLNGの生産施設で行われました。
また式典には日本から麻生総理大臣が出席、ロシアのメドベージェフ大統領や関係国
の首脳が出席した。
「サハリン2」は、サハリン島(樺太)近辺の石油や天然ガスなどの天然資源採掘
プロジェクトの総称で、石油・天然ガスなどを採掘し、それを南部のアニワ湾まで約800km
のパイプラインを建設して運ぶ事業、1990年代前半に開発が決まったプロジェクトで本来は
ロシア政府が権益を独占するはずの事業であった。
しかし、当時ロシアはソ連崩壊直後の経済混乱期、総事業費を賄うのは当時のロシア政府
には困難であり、プロジェクトを外資に売り渡すことになりました。
プロジェクトに参加したのは、ロイヤル・ダッチ・シェルと日本の三井物産、三菱商事、の3社
この3社が共同開発会社「サハリンエナジー・インベストメント」を設立し、資源の採掘を行う
契約をロシア政府と結びました。
また日本の企業が経営に加わることで、樺太から北海道までパイプラインを結んで、直接
日本へ天然ガスを送る計画もされました。
当初、開発にかかる総事業費を回収するまでは3社で利益を独占し、費用を回収した後は
ロシア政府と利益を折半する契約だったようです。
しかし1999年から実際の採掘が始まったものの、様々な要因で総事業費は約200億ドルに
まで膨らんだ。
事業費の高騰という問題に遭いながらも、プロジェクトは順調に進んでいたが
しかし2006年の9月に突然、ロシア政府がサハリン2の中止命令を出した。
名目は「パイプライン建設に伴う環境破壊」、蓋を開ければ「国内企業のガスプロム社も
サハリンエナジー社の経営に加えろ」ということでした。
ガスプロムは世界最大の天然ガス企業、同時に事実上ロシア政府の半国営の企業です
そのガスプロムを経営に加えろと言い出したという事は、ロシア政府がサハリン2の権益
を取り戻そうと考えていると言うこと、当然シェル、三井物産、三菱商事の3社は反対しま
すが2006年12月についに、ガスプロムがサハリン・エナジー・インベストメントの50%超
の株を買収することが決定した。
結局開発の資金と労力だけ出させ、出来上がった頃合を見て奪い返すというロシアの
強引なやり方
今回麻生総理大臣も式典に出席する事で、この一連の騒動は何も無かったかのように
納め、尚且つお墨付きを与える結果に、このロシア政府の関与の是非はともかく日本に
資源が無い弱さを改めて痛感させられる一連の騒動でした。
サハリン2では、日本のガス需要の 10%超を賄える見込みでしたが、日本企業の出資
比率が半減したことにより、それを実現するのは困難になりました、資源の無い日本が
唯一世界に誇れる、技術力、これだけは死守しなければ日本の将来は無いのでは
そんな事を考えさせられました。
最後に、メドベージェフ大統領は「サハリン2の稼働は、世界最大のガス生産国ロシアの
新たな可能性を開くもので、これによって世界に向けたロシアの立場は強化されることに
なる」と述べたそうです
「サハリン2」の完成式典が、18日午後2時前からLNGの生産施設で行われました。
また式典には日本から麻生総理大臣が出席、ロシアのメドベージェフ大統領や関係国
の首脳が出席した。
「サハリン2」は、サハリン島(樺太)近辺の石油や天然ガスなどの天然資源採掘
プロジェクトの総称で、石油・天然ガスなどを採掘し、それを南部のアニワ湾まで約800km
のパイプラインを建設して運ぶ事業、1990年代前半に開発が決まったプロジェクトで本来は
ロシア政府が権益を独占するはずの事業であった。
しかし、当時ロシアはソ連崩壊直後の経済混乱期、総事業費を賄うのは当時のロシア政府
には困難であり、プロジェクトを外資に売り渡すことになりました。
プロジェクトに参加したのは、ロイヤル・ダッチ・シェルと日本の三井物産、三菱商事、の3社
この3社が共同開発会社「サハリンエナジー・インベストメント」を設立し、資源の採掘を行う
契約をロシア政府と結びました。
また日本の企業が経営に加わることで、樺太から北海道までパイプラインを結んで、直接
日本へ天然ガスを送る計画もされました。
当初、開発にかかる総事業費を回収するまでは3社で利益を独占し、費用を回収した後は
ロシア政府と利益を折半する契約だったようです。
しかし1999年から実際の採掘が始まったものの、様々な要因で総事業費は約200億ドルに
まで膨らんだ。
事業費の高騰という問題に遭いながらも、プロジェクトは順調に進んでいたが
しかし2006年の9月に突然、ロシア政府がサハリン2の中止命令を出した。
名目は「パイプライン建設に伴う環境破壊」、蓋を開ければ「国内企業のガスプロム社も
サハリンエナジー社の経営に加えろ」ということでした。
ガスプロムは世界最大の天然ガス企業、同時に事実上ロシア政府の半国営の企業です
そのガスプロムを経営に加えろと言い出したという事は、ロシア政府がサハリン2の権益
を取り戻そうと考えていると言うこと、当然シェル、三井物産、三菱商事の3社は反対しま
すが2006年12月についに、ガスプロムがサハリン・エナジー・インベストメントの50%超
の株を買収することが決定した。
結局開発の資金と労力だけ出させ、出来上がった頃合を見て奪い返すというロシアの
強引なやり方
今回麻生総理大臣も式典に出席する事で、この一連の騒動は何も無かったかのように
納め、尚且つお墨付きを与える結果に、このロシア政府の関与の是非はともかく日本に
資源が無い弱さを改めて痛感させられる一連の騒動でした。
サハリン2では、日本のガス需要の 10%超を賄える見込みでしたが、日本企業の出資
比率が半減したことにより、それを実現するのは困難になりました、資源の無い日本が
唯一世界に誇れる、技術力、これだけは死守しなければ日本の将来は無いのでは
そんな事を考えさせられました。
最後に、メドベージェフ大統領は「サハリン2の稼働は、世界最大のガス生産国ロシアの
新たな可能性を開くもので、これによって世界に向けたロシアの立場は強化されることに
なる」と述べたそうです
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